銘柄パトロール（3）：楽天、任天堂、フコク、マネックスGなど

　楽天 <4755> 67800　＋900
　反発。UBS証券は、同社の投資判断「Buy（CBE）」、目標株価5．2万円を継続。ECと金融（銀行業務）とのシナジーの大きさは計り知れないそうだ。中期的にポジティブな取り組みだと指摘。ドイツ証券は、楽天にとって、イーバンク銀行は今後のグループ戦略の核であり、またイーバンク銀行の業績拡大は楽天会員とのシナジーによ
り生み出される見通しだと指摘。

　任天堂 <7974> 27900　＋720
　反発。野村證券は、同社のレーティング「1」、目標株価3．2万円を継続。E3が開催される6月に向けて、新型ハードや有力ソフトに関するニュースフローが増え、11年3月期以降の業績予想の市場コンセンサスとともに株価が切り上がるであると指摘。

　フコク <5185> 793　＋ rmt r2
34
　6日続伸。18日、10年3月期通期連結業績の上方修正と期末配当の増配を発表。営業利益は16億円を20億円へ上方修正。10年3月期の期末配当予想については、5円増額することとし、期末配当の予想を10円に修正。

　マネックスG <8698> 43350　?3850
　3日ぶりに大幅反落。クレディ?スイス証券は、同社の目標株価は39，000円に据え置いたが、投
資評価を従来の「Neutral」から「UNDERPERFORM」に引き下げ。CSでは従来から、統合後の顧客基盤維持が容易ではないと考えているもようで、オリックス証券のFX顧客の流出なども今後の懸念材料と考えているようだ。

　YAMATO <7853> 4180　＋700カ
　4日ぶりに大幅反発。19日8時、10年9月期第2四半期連結業績の上方修正を発表。営業損失は1億
1800万円を7800万円へ上方修正。また、連結通期業績予想は、同社グループをとりまく市況が未だ不安定であると判断しているので、現段階で修正はしないが、今後の通期業績予測の状況が判明次第、公表する。

　ニコン <7731> 2031　?63
　続落。ゴールドマン?サックス証券は、同社の目標株価は2300円に据え置いたが、投資判断を従来の「買い（コン
ビクション）」から「中立」に引き下げ。為替環境がより厳しくなったことを考えると、同社の半導体露光装置事業への期待値が切り上がった公算が大きいという。

　林兼産 <2286> 123　?11
　続落。ワシントン条約締約国会議は18日、カタールの首都ドーハで開いている委員会で大西洋?地中海産のクロマグロの禁輸案を否決。

　双信電 <6938> rmt
398　±0
　18日、10年3月期通期連結業績の下方修正を発表。売上高は従来の94億円を96億円に上方修正したが、営業損失は同5億円を5億7000万円へ下方修正。

　三井不 <8801> 1584　?29
　続落。10年1月1日時点の公示地価は全国平均（全用途）で前年比4．6％下落し、2年連続で前年を下回った。下落率は前年の3．5％から拡大。その他不動産関連銘
柄も、本日は軟調に推移。

　吉野家HD <9861> 98900　?200
　小幅下落。10年2月期の連結営業損益は、5億円の赤字（前の期は35億円の黒字）になったようだとの観測が報じられた。なお、19日9時10分に同社は、「これは当社が公表したものではありません。」と発表。（編集担当：佐藤弘）

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